正月用の暇つぶしに~^^

正月は箱根駅伝ぐらいしか見ないし~、先日買った本はだいたい読んでしまったので~、また新たにこんな本を注文してしまいました~^^;


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下の「マネーの正体」のアマゾンのカスタマーレビューに、筆者が書いたものがあります~↓↓↓






5つ星のうち 5.0著者の吉田繁治からです。2012/11/9
著者の吉田繁治です。出たばかりでカスタマー・レビューがないので、書いた動機について書きます。本書は、なぜか、謎めかされている「信用貨幣」の構造、展開、行く末を書いたものです。信用貨幣は、過去は封建政府が、近代から現代では、中央銀行が発行したものです。1万円札、ドル、ユーロ、人民元は、すべて信用貨幣です。

受け取る人が、価値(商品と交換できること)を信用しているという理由で、商品や資産の購買(財の受け渡し)に使うことができるという構造をもっています。信用貨幣(負債性のマネー)の意味は、本書で詳しく示しています。『マネーの正体』という書名をつけたのは、経済学が、触れることが少ないからです。金額の名目価値と、商品を買うときの実質価値の区分は、信用貨幣にとって肝心です。

資本主義と一対になって増えてきたのが信用貨幣です。書こうと思った動機は、2007年からの金融危機、2009年のリーマン・ショックのあと、米国FRB、欧州ECB、人民銀行、日銀が、政府の負債証券である国債、会社の負債証券である社債、会社の劣後債に属する株などの証券を、合計で550兆円くらい金融機関から買い、金融機関に対して信用貨幣を供給し続けているからです。これと、世界同時に、毎年の預金の増加額を超えてしまった国債増発の問題(年間1000兆円)があります。不良債権にフタをすることと、国債金利高騰を抑えることが、同時に行われています。これは、今後の経済にとってどんな意味をもつのか?

直接の目的は、金融機関が抱えている顕在的な不良債権、まだ計上されていない潜在的不良債権(当方の推計では2000兆円:12年10月時点)にフタをするためです。銀行の巨大損失をそのままにしておくと、1929年のような信用恐慌(経済の中のマネー量が急減すること)から、世界の実体経済(生産、需要、所得)で恐慌が起こったからです。恐慌とは、失業が25%を超え、実質所得が30~40%くらい減ることです。

また世界の金融原資産(1京5000兆円:世界のGDPの3年分)に対しては、3.3倍の5京円のデリバティブがかかっていて(BISの統計)、このデリバティブの内容、金額、時価価値を見ないと、本当の銀行資産と不良債権額は分からなくなっています。デリバティブは、リスク率を計算して、証券化した信用貨幣です。これについても、その価値の構造、現在、将来を予測しています。21世紀に増えた新しいマネーと見るべきものです。2008年から4年、本来は行うべきデリバティブ時価評価は、評価が困難として、事実上、停止されています。このため、銀行の潜在損は闇の中です。

中央銀行による、国債と他の有価証券の買い切りという方法での信用貨幣の増刷は、「マネタイゼーション(ベース・マネーを増やすこと)」です。2012年9月から、(1)欧州ECBが南欧債の無制限買い取りを、(2)米国FRBは、住宅ローンの元本償還と金利受け取りの権利を証券にしたMBS(不動産ローン担保証券)の、無期限・無制限買い取りを表明し、(3)日銀は、資産買い取り基金の枠を91兆円に増やしています。2013年も、これが続きます。

いずれも、中央銀行にとっては無コストで行える信用貨幣の増刷、つまりマネタイゼーションです。世界が同時に、マネタイゼーションを行うのは、「歴史で初めて」です。過去の事例はない。今後、少なくとも5年にわたって、マネー増発を正常化すること、つまり金融を引き締めるという手段は、失われています。行き着くところまで行くということです。

こうしたことが、今後、通貨・金融・経済をどう変えるか、つまり、日本の、5000万世帯の1513兆円の金融資産(世界では1京5000兆円)の価値と、経済(GDP)がどう向かい、その中で、個人の所得はどう向かうかについて、5年間くらいのスパンで、根拠をもった予測をしたものです。予測がないと、企業の投資決定、資産の運用、資産の買いや売り、資金の運用ができないからです。

マネーの運用については、会社を含み、多くの方が関心をもたれていると思います。損をしないために、必要な知識があるはずです。この知識を示す目的を含んで、物語風に書いたものが、本書です。

心がけたのは、(1)数値の根拠をもって述べ、推論すること、(2)特有な金融や経済用語への予備知識なくても、十分に分かりやすく意味が取れることです。例えばデリバティブ先物、オプション、CDSCDOと言っても、それが何を意味するのか、どんな価値の構造をもつ証券か、普通は、分かりにくいはずです。本書の章立ては、以下です。

はじめに
第一章 「お金」とは何か
第二章 マネーの発行は、なぜ「秘密」と思われてきたのか
第三章 中央銀行のマネー発行と、銀行システムによる信用乗数の効果がもたらすもの
第四章 信用乗数と経済成長、人々の所得が増えるのはなぜか(減るのはなぜか)
第五章 ゴールドと、FRBの40年戦争と最終勝者
第六章 21世紀の新しいマネー、巨大デリバティブはどこへ向かうのか
第七章 われわれのお金は、どこへどう流れているのか
終章 金融資産の防衛

417ページは、一般的な本の2冊の量です。必要な基礎知識は短く解説しながら、論理的であることを意識して書いています。金融・経済に不案内な人も、十分に読み通せるはずです。著者ですから、申し訳なく・・・五つ星をつけます。



http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%AD%A3%E4%BD%93-%E5%90%89%E7%94%B0%E7%B9%81%E6%B2%BB/dp/482841682X/ref=pd_sim_b_1




それから~、上の「国家破産」のカスタマーレビューにはこんなことが~↓↓↓






形式:単行本
 これほどわかりやすくデリバティブ国債について書かれた本はいまだかつてないでしょう。おかげで、日本とアメリカ、そしてEUをとりまく金融危機の本質がなんなのか、すっきり判明しました。
デリバティブといえば、日本では日経平均先物(株の先物)や国債先物売買が代表的ですが、世界の金融資産は自分が売買しなくても投資銀行やヘッジ・ファンドによるデリバティブ売買で年4回転しています。この15年間、明らかに先物オプション取引が現物の金融資産の価格をリードしてきました。21世紀の金融はデリバティブ売買が中心です。デリバティブが金融バブル勃興と崩壊、そして乱高下を引き起こしているのです。
現物取引なら価格変動幅は半分くらいしかありません。シカゴの株価ボラティリティ(平均価格に対する変動幅の平均)など標準偏差に過ぎません。石油などの商品先物が売買される資源、穀物、食品も同じです。
原油も90年代の1バーレル15~20ドルから30ドルに上がり、07年夏には140ドルの頂点に昇って、その後、70~100ドル圏内を乱高下しています。実際の需給増減だけならこんな非合理な値動きはしません。金価格も2011年はヘッジ・ファンドの先物買いで00年の1グラム1000~4500円付近まで高騰しています。高騰した原油と金の価格は基軸通貨である米ドルの価値の下落をシンボリックに示しています。
デリバティブ取引は伝統的な現物証券の売買に対してエキゾチック金融ともいわれますか、世界の金融機関やヘッジ・ファンドを「シャドー・バンク(影の銀行)」とも言われています。密室の相対取引ですから、バランス・シートにもあらわれにくいからです。
デリバティブ取引の金融資産や証券(原資産)は途方もない金額(5京6000兆円ほど)ですが、世界の金融資産はそんなに多くありません。名目金額で1京5000兆円くらいでしょう。金融資産の元本すら知らないうちに、金融機関やヘッジ・ファンドはデリバティブで運用と売買(たとえば日経平均先物取引)されていることが少なくありません。
彼らは先物取引オプション取引を行っています。外国人投資家は国債先物オプション取引で日本国債の売買市場にいくらでも参加できます。当然、日本国債の価格も動かせるのです。2010年のはじめから先物が売られ、CDSが金融機関からたくさん買われ、PIIGS債の価格は暴落しました。PIIG債の先物の売りもその国債保有しているかどうかとは無関係におこなえるのです。実際、海外のヘッジ・ファンドや投資銀行は日本国債をもっていないからこそ、逆に利益機会が来つつあると判断することもできるでしょう。合計で14兆ドル(1120兆円)にのぼる損失は、欧米の大手金融機関やSIV(投資子会社)とヘッジ・ファンドの時価評価されていない貸借対照表のどこかに眠っています。
世界のGDP国内総生産)は日本の10倍ですが、欧米が抱えるデリバティブの含み損はGDP対比で日本の90年代の不良債権を超えています。この含み損が重くのしかかっているから、日本が塗炭の苦しみを舐めた「失われた10年の往復」よりもはるかに厳しい茨の道を欧米の政府と金融機関は歩まなければならないのです。
いま、欧米の金融は政府と中央銀行が400兆円規模の公的資金(3年間)を投入することでなんとか生きながらえています。拡張した政府予算をそのままにしておけば国家財政が破綻してしまいますから、いずれ清算しなければなりません。先送りできる時間も資金もすでになくなっている、というわけです。
金融経済分野で、アカデミックなくせに、わかりやすく、現場を見据えた傑作が登場したのは久しぶりではなかろうか。430ページもの大著がまったく気にならないほど論旨展開が明快。



http://www.amazon.co.jp/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E7%A0%B4%E7%94%A3%E3%83%BB%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E8%B5%B7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%81%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%A1%E3%81%AB%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8C%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%93%E3%81%A8-%E5%90%89%E7%94%B0%E7%B9%81%E6%B2%BB/dp/4569802214/ref=pd_bxgy_b_img_y




これらの本を紹介してた読書日記さんのサイト~↓↓↓



http://2006530.blog69.fc2.com/blog-entry-1093.html



住宅ローンを変動金利で返済してる人は読んでみたほうがいい本なんじゃないですかね~^^;


あぁ~~~、また買っちまった~~~^^;


国家破産どころじゃなくて~自己破産しそうだ~~~^^;;;


まぁ、お金は飛んでいくけど~、知識は残るから良いとしよう~^^;